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執筆者の写真Naomi Saito

GHW①「親子で学ぼう!がん教育」レポート

更新日:2021年5月20日

【がん教育は「命」と「生きる」を見つめなおす、あたたかい希望の講座でした♡】

 

こんばんは!グローハッピー代表理事(=小間使い)のさいとうです。

お洗濯日和な一日、みなさんはどのようにお過ごしでしたか?

私は今年第一弾となる、グロ-ハッピー・ワークショップ「親子で学ぼう!がん教育」を開催しておりました。



参加者は、子育て中の方、里親の仲間たち、がん経験者と子どもたち、そして、グローハッピーメンバーの子どもたちでした。

前半は儀賀先生のお話し、後半は感想シェアと質疑応答の時間といたしました。



打ち合わせの段階から涙がでてしまうほど感動を巻き起こす儀賀先生でしたが、本番では私だけでなく、殆どの参加者が号泣、感動、そして希望を持つワークショップとなりました。



「がん」という言葉は、まるで「口にしてはならないあの方(ヴォルデモート)」について語るかのように、話しただけで呪われてしまうのではないかと思う怖さがありました。けれども、科学的な視点から「がん」のお話しをお聞きしたら、年齢と共に細胞が傷付く回数が増え、がんになりやすくなるのは当たり前のことなんだ、少しでも普段の生活の中で免疫力を上げる、有害物質をとらないようという防止策をゆるりとやってみよう!と感覚が変わり、心が軽くなりました。



知るということは、恐怖を手放すことができる最善の方法だと改めて感じました。





■喪失体験を積み重ねながら生活している


がんを患う方が、様々なことを病気で諦めるしかないという生活の中で経験しているのが「喪失体験の積み重ね」でした。自分ではこの状況をどうにもできないという、繰り返しの経験が全てに対しての諦め、学習的無力感を生むそうです。

がんを告知されてからの自殺率は、通常よりも高いそうです。



■「絶望的なまでの孤立感」から抜け出す


そんな状況の時だからこそ、先生が提案してくださったのは、「捉え方(認知)を変えてみよう」ということでした。

手元にある幸せは確実にある。それを捉えなおすことで乗り越えていく力を取り戻すことができるというお話しは、里親として子どもを育てる中でとても共感できるものでした。



里親の元に来る子どもたちの多くが、親や愛着のある養育者との別れを経験しています。本来の願いが叶わなかったという経験は絶望を生み出すのです。



だからこそ、今回先生のお話しの中で一番ハッとしたのは、

「血のつながりがあろうが、なかろうが、あなたをたすけたい人大切に思っている人の手がのびてくるから、助けてといってください。」という言葉でした。


苦しんでいる子どもたちに寄り添う里親にとっても、とても勇気が湧いてくる言葉でした。



助けて!と言っていいんだ。

助けたいと思っている人は確実にいるんだ。

そう感じる、知るということは、誰にとっても希望と出会いなおす機会になると感じました。



先生のお話しの後、感想シェアや質疑応答では、1人1人の大切なストーリーをシェアしていただき、先生からのレスポンスも膨らみ、15分も延長してしまいました。

参加者の方からは「もっと先生のお話しをお聴きしたい!」という要望がすでに寄せられていますので、次回の講座も検討していきたいと思っています。



今回参加出来なかったみなさん、その際にはぜひ参加してみてください。

本当におススメです!




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