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執筆者の写真Naomi Saito

里親&養親の当事者研究-19 (2022年3月22日)


【2022年3月22日火曜日里親&両親の当事者研究レポート】



参加者は6名でした。

今回は、発達障害の子どもを育てる苦労とは?と言うところから始まり、子どもとの関係の中で悩むこと、自分が変わらないとうまくいかないことなどについて研究していきました。



テーマ「変わる」



「子どもに対して優しくできない、抱っこしてと言われても抱っこできない私から、たくさん抱っこできるようになった今、変わる事を大人が恐れずに挑戦することが大切!」


と振り返ってくれる仲間がいました。




確かに「変わる=自己否定ダメ出し」とふと感じてしまうこともありますよね。


「変わる(変える)」ということは、例えば子育てでいうと、目の前にいてくれる子どもとの関係でうまくいかない対処法を変えて、より良い関係を築ける道を自由に探すということでもあるのかも?

本当はとてもポジティブなことなのかもしれないですね。


変わることで自分が否定されたりしないんだと感じるためには、考えるコツがいるのかなと思いました。



私自身、否定ではないと言うことがわかるまで、自分のやり方を変えるって事はとても難しかったなぁと思いながら聴きました。




自分の子育てを振り返り、


「実子と同じようにスキンシップ取れない」


「鬼になっちゃう!」


「半年に1度爆発しています」


などなど、


変わると言うことをテーマに話し合っているうちに、それぞれの変わるまでの過程、経験の本音を聞くことができました。



私たちのような、里親や養親の中途養育者たちの経験する子育ての苦労は、そもそも子どもとの信頼関係がないということが原因で起こります。



問題が起こるのは家庭の中なので、その根本的な理由や原因が理解されにくく、「里親の子育てが悪いのでは?」と誤解されてしまうこともしばしばおきます。

孤立せざるを得ない状況があるんですね。



実子と里子の子育てから私が実感したことは、子どもとの信頼関係がないということは、一般的な子育てでは想像できないくらい難易度が高くなるということ。


そこを踏ん張っている里親&養親の仲間たちの苦労が周囲に理解され、温かく守られていることがなければ、鬼になってしまうこともありますよね。




「爆発は必要」


「鬼になるのも必要」


「子育てを温かくバックアップしてくれる存在も必要」


「里親も、愛され守られることが必要」


子どもを守るために「必要な事」はたくさんあるということに気が付いた研究でした。



次回の里親&養親の当事者研究は、

2022年4月19日(火)11時~12時30分 オンラインで開催します。

興味のある方は、info@growhappy.jp までご連絡ください。


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