取り組みと活動
各プロジェクトと活動内容はこちら
里親の経験から生まれたアイデア「地域でつながる子育て&里親制度」の実現を目指し、
親も子どもも幸せに育つ環境を整えるための取り組みを展開しています。
悩んだり、落ち込んだり、そして喜びに涙したり、
ありのままの姿で子育てを模索する私たちと、
様々な団体、行政との取り組みをご紹介致します。
オープンガバナンス総合賞
受賞式
アイデア
COG2016の会場
COG2016受賞アイデア
「地域でつながる子育て&里親制度」
~ママからファミサポへ、ファミサポから里親へ~
~私たちの活動の根っこ~
「地域でつながる子育て&里親制度」~ママからファミサポへ、ファミサポから里親へ~は、
東京大学公共政策大学院「情報通信技術と行政」研究プログラム(PadIT)主催の地域課題解決コンテスト
「チャレンジ!オープンガバナンス2016」において、オープンガバナンス総合賞を受賞しました。
このアイデアは、
今まで別々の子育て支援としてあったファミリー・サポート制度と里親制度を結びつけ、
地域の子育て支援を充実させる事を目的としています。
2016年の児童福祉法改正に伴い、
特別区に児童相談所を設置できることによって実現できるアイデアです。
短時間から18歳まで子どもを地域で支える支援体制が作ります!
~子育てを支える支援~
ちょっと預かるファミサポから、
18歳まで育てる里親まで、
親子の状況に合わせた子育て支援体制を
地域に作ることができます。
親の病気や事故などで、子育てを担う人が急にいなくなってしまう「子育てクライシス」は、誰にでも起こります。
「いざ!」という時に頼れる近所の人がいるだけで、安心して子育てしていける町になります。
スモールステップで里親になる!
~里親へ成長できる仕組み~
研修を受けながら、一歩一歩経験を積み
里親へと成長していくことができるようになります。
「里親は無理かな」と心配な方にも、自分のペースでステップアップしていけるので、安心して子育てに関われます。
里親になることを挑戦しやすい地域へ!
「子育てのプロ」という働き方
~子ども時代を守る、大切な仕事~
里親としての知識と経験を積み上げていくことで、子どもの状況にあったアプローチができる、「子育てのプロ」としての新しい働き方を創り出します。
子どもを育てること=社会を育てること
自宅にいながらにして、未来の日本を担う子どもの、大切な「子ども時代」を守る働き方を提案します。
里親から広がる、家族のダイバーシティ
~多様な家族のあり方が普通になる~
現代は、里親子という、血のつながらない親子だけでなく、多様な形態の親子、家族が存在するようになりました。
しかし、いまだに理解されない課題も多くあります。
この制度が出来る事によって、家族のダイバーシティが共通認識となり、どの家族にとっても住みやすい環境が整います。
ナイス!な親プロジェクト
-こども&おとな会議-
子どもと、里親と、専門家で
~里親の子育てを調査&研究する~
子どもの意見、里親の経験、専門家の知見から、
里親の子育てに必要なスキルを、1年間かけて考えたプロジェクトです。
どんな取り組みなのか、こちらをご覧ください。
ナイス!な親プロジェクト-こども&おとな会議
~里親の子育てを調査&研究する~
キリン福祉財団の助成のもと、1年をかけて、子どもの意見、現役の里親の経験、専門家の知見を合わせて、
子どもに「ナイス!」と思ってもらえるような「里親の子育てスキル」について考えてみました。
子どもの意見をまとめる「こども会議」と、里親の意見をまとめる「おとな会議」で、意見をキャッチボールしながら進め、
こども会議からは「子どもの考えるナイスな社会」、おとな会議からは「里親の子育てスキル12カ条」をまとめました。
こども委員は、里親や養護施設で育つ経験をした子どもと里親の実子が参加し、
里親委員は、東京都杉並児童相談所の現役の里親仲間が協力してくれました。
専門家は、弁護士や児童精神科医、社会学者など、
子どもを取り巻く分野に特に熱心に取り組んでいる先生方にご協力を頂きました。
オブザーバーとして、東京23区の児童相談所設置担当職員の方もお招きしました。
こども会議&ランチ会
こども会議は専門家のファシリテートのもと、子ども達が遠慮なく本音を言える環境を作りました。
こども委員は、社会的養護を経験した里子、施設経験者、そして里親家庭の実子の6人が基本メンバーとして協力してくれました。それ以外にも、里子や実子もトビイリ委員として13名が意見を寄せてくれました。
会議後はランチ会を行い、里親仲間や関わる大人が持ち寄ったランチをみんなで食べながら相互交流を深め、専門家委員と子どもが直接コネクションを持つ事で、悩んだ時に相談できる第三の大人を獲得してもらうチャンスを作りました。
おとな会議&講演会
おとな会議は専門家委員の講演会と合わせて開催し、学んだことを参考にしながら会議を進めてきました。
2回目以降はこども委員も参加し、白熱した議論が展開されました。
里親委員は、杉並児童相談所管轄の杉並区、中野区、三鷹市、武蔵野市から、それぞれ異なる状況で子育てに取り組んでいる里親仲間に協力していただきました。
オブザーバーとして中野区長をはじめ、東京23区の児童相談所設置担当職員の方、47名にご参加頂きました。
こども会議より「子どもの考えるナイスな社会」
こども会議では、
「ナイスな里親の10カ条を決めるって、子育ての責任を親だけに全部押し付けた、ただの親批判になるんじゃないの?」
というこども委員の言葉が切っ掛けとなって、「ナイスな里親」から、「ナイスな社会!」へとテーマが進化し、
最終的に「子どもの考えるナイスな社会」として10の方向へメッセージをまとめてくれました。
おとな会議より「里親の子育てスキル12カ条」
おとな会議では、自分達はどんな里親になりたかったのか?ということに立ち戻り、それぞれの失敗を語りながら、本来望む子どもとの関係を作るスキルとして、「里親に必要な子育てスキル12カ条」という形にまとめました。
ナイス!な親プロジェクト 発表会
会議でまとめた内容をオンラインで発表しています!
社会的養護下の子どもたちの声を届ける貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。
ナイス!な親プロジェクト 発表会
(オンライン開催)
2020年8月29日
ナイス!な親プロジェクト 対話型発表会
(オンライン開催)
2020年10月~2021年3月
月2回、土曜日15時~16時
里親&養親の当事者研究
with べてるの家
~里親自身が、里親の子育てを研究する~
グローハッピー代表理事の齋藤直巨が、実子と里子の子育てを経験する中で、
里親の子育ては一般的な子育てよりも難しいということを気付き、
より良い解決策はないものかと模索している中、当事者研究と出会いました。
里親の経験する子育てを里親自身がとらえ直し、
なにが困難なのかそのルーツを探り、
自分らしい幸せな子育てを模索する場にしたいと願っています。
ファシリテーターは里親仲間である向谷地悦子さん。
ほっこり人を包み込むようなファシリテートに惚れ込み、ご協力をお願いしたところ快諾いただきました。
2019年9月より始まった、里親&養親の当事者研究は、安心して「弱さの情報公開」できる場所として成長中です。
2019年9月27日スタートしました!
べてるの家がZOOMでサポートしてくださるので、毎月、オンラインにて里親&当事者研究を開催しています。
初めて参加の方も結構います!
2020年7月14日「怒りの研究」
自己紹介にもだいぶ慣れてきました。
気分と体調、自己病名と何の専門家かな?と考える癖がついてきました。
2020年8月25日「役に立たないさんとの付き合い方」
里親&養親の当事者研究、初日の様子です。
この時は精神科医、社会学者など、里親子をとりまく専門家もお集まりくださいました。
2019年9月27日
フォーラム
「中野の子どもは中野のみんなで育てよう」
~地域を耕す~
行政と民間団体のコラボイベント。
妊娠、出産、産後に対応した切れ目のない支援を目指し、それぞれの提供している制度やサービスを周知し、子育て世代や、地域支援者とつながりを作ることを目的としています。
児童相談所の職員も子どもへの思い、取り組んでいる事を語ってくれました。
子育て中の保護者の皆さん、子育て支援に関わる皆さんも真剣に聴いていました。
2017年11月26日
国、東京都、中野区、民間団体の子育て支援の役割が見えてくる発表内容でした。
関わる立ち位置は違えど、子どもへの熱い思いは同じです。
2017年11月26日
子どもが作ってくれた折り紙飾りが、フォーラムの横断幕を盛り上げてくれました!
2018年2月3日
中野区内で子育て支援で活躍されているキーパーソンが集い、それぞれの活動の紹介をしてくださいました。
2019年6月9日